Oneながおかの「One」には、さまざまな意味があります。
・ひとつ
・一人ひとり違う個性=多様性
ひとつと多様性という言葉は相反する言葉のようですが、誰もが一つの地球上の存在であり、同じものです。それぞれを尊重・相互理解することが、わざわざ仕組みや言葉にしなくても無意識の中で行われること。それが理想ではなく、現実でなければいけないことだと考えます。
障がい福祉事業所のOneながおかでは、対象が障がいをもった方ですから、彼らとそれ以外の地域や世間一般を如何に「ひとつ」にできるかが、次の理念に繋がります。
大きなスパンで見たひとつの時代の波の中では、何かが少しずつ変わることはあると思いますが、現状は誰かが率先して行わなければ、何も変わっていきません。
私たちがやれることは、まず一番身近な地域の状況を変えることだと考えています。
地域という土台が固まらないことには、それ以上の発展はできないでしょう。
では、身近なところの現状・課題はどうか?といいますと…
Oneながおかの所在地である新潟県はどうでしょうか。
とくに精神障がいをもっている方々の雇用率は伸びていますが、まだまだと言ったところです。
しかし、彼らには働ける素地があります。ただ権利ばかり主張するのではなく、当事者も可能な限り頑張らなければなりません。それは、どんな人も皆平等に同じことです。
健常者の方も、一人では生きていけません。特に手助けが必要な弱みの部分は支援させていただきますが、それぞれの強みを引き出し、皆と同じ土俵にあげることも支援です。
そして、弱みがあっても、その人にベストマッチングする仕事は必ず見つかります。しかし、それらを全て私が用意することは不可能ですから、地域のすべての人や企業が一体となって対応しなければいけません。そのために、まずは地域という土台を作ります。
土台というものは、あくまでもイメージです。地域にお住まいの方々の意識から変えなければ、就労先である企業へは浸透しません。さまざまな手法で事業を進めておりますが、近い将来には、障がい者だけで会社を立ち上げて運営できるようになっていたいです。
Oneながおかのロゴは、インターネット上のデザインコンペで64名の方々からアイディアを頂き、その中から一つの作品を採択しました。
採択前は存じ上げておりませんでしたが、ロゴを作成してくださったのは、「脊髄性筋萎縮症」という障がいをもった方でした。つまり、障がいをもっていても他と全く遜色ない、それ以上の作品を作ることは「普通」だということなのです。
事業所名 | 就労支援ワーク&カレッジ Oneながおか |
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住所 | 〒940-0071 新潟県長岡市表町1丁目10-5アーバンヒルズ長岡第二 1階 電話番号:0258-89-8973 FAX番号:0258-89-8974 メールアドレス:info@one-nagaoka.com |
代表者氏名 | 紺 勝之(こん かつゆき) |
事業所内容 | 障がい者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業 就労継続支援A型、就労移行支援 |
事業所番号 | 1510200973 |
業務内容 | 就労継続支援A型:デザイン業務、Webページ制作、農園など
就労移行支援:ビジネスマナー、 パソコン講義など お客様と綿密なミーティングを行いながら、さまざまなご要望にも対応いたします。 |
沿革 | 平成28年11月7日:就労支援ワーク&カレッジOneながおか設立 |
協力医療機関 | ながおか心のクリニック |
~「障がい」にとらわれない。「障がい」だからこその自由な精神・発想で~
私自身障がいをもち、他の自分を取り巻くさまざまな問題も重なり、「働きたいけれど、働けない」状況に陥ったときに、一人ではどうにもできない不安と、ぶつけようのない怒りに蝕まれ、深い喪失感におりました。
その時に頼ったのは、「障がい福祉サービス」の存在でした。それまで、その存在さえ知らなかった自分に希望を与えてくれ、壊れた自分を再び元通りに、いえ、それ以上に戻してくれるきっかけを作っていただきました。
ひきこもる人も、障がいを持っている方も皆、自分を活かす場所や居るべき場所さえつかめば、自由になれるのです。
Oneながおかの理念には、こういった想いが込められています。
ここ、新潟県の企業の障がい者雇用率は年々上昇傾向にあるものの、まだまだ全国区では底辺に滞っています。
しかし現在、「弱み」と思われやすい障がいは、「強み」になりえます。
私たちは、医療~福祉~地域を事業で繋ぎ、そこから社会を目指せる土台を作り、皆が活躍できる社会づくりに尽力しています。
私たちと一緒に、未来をつかみましょう。